当サイトの管理人が使用しているサイレントギター「YAMAHA SLG200N」は、チューナーを内蔵しているのでとても簡単にチューニングが出来ます。また、ウクレレのチューニングにiPhoneとiPadのチューナーアプリ「Pano Tuner Lite 」も使用しています。
「ギター永遠の初心者を脱する!」ためには、ギターのチューニングについての知識も必要だと思い、ギーターのチューニングについて少し調べてみました。
1. チューニングの種類:基本はレギュラーチューニング
ギターには色々なチューニングがありますが、まずは基本の「レギュラーチューニング」を覚えましょう。これは、ギターの各弦を以下の音に合わせる方法です。
- 6弦(一番太い弦):E(ミ) – ドレミでいう「ミ」の音
- 5弦:A(ラ) – 「ラ」の音
- 4弦:D(レ) – 「レ」の音
- 2弦:B(シ) – 「シ」の音
- 1弦(一番細い弦):E(ミ) – 高い「ミ」の音
2. チューニングの方法:3つの方法を解説
チューニングの方法は大きく分けて3つあります。
(1)チューナーを使う:初心者におすすめ!
一番簡単で正確なのが、チューナーを使う方法です。
種類: クリップチューナー(ヘッドに挟むタイプ)、ペダルチューナー(足で操作するタイプ)、スマホアプリなどがあります。
使い方(クリップチューナーの場合):
- チューナーをギターのヘッドに挟みます。
- チューナーの電源を入れます。
- 弦を1本ずつ弾きます。
- チューナーの画面に音名(E、A、Dなど)とメーターが表示されます。
- ペグ(弦を巻いている部分)を回して、メーターが真ん中になるように調整します。
- 全ての弦で同じ作業を繰り返します。
- ポイント: チューナーの針が左に振れていたら音程が低いので、ペグを締めて音程を上げます。右に振れていたら音程が高いので、ペグを緩めて音程を下げます。
(2)音叉を使う:基準音を定める
音叉は特定の音(通常はA=440Hz)を発する金属製の道具です。440Hzが国際基準音として広く使われており、多くの楽器(特にギターなど)の調律の基準となっています。ピアノは442Hzで調律されていることが多いようです。442Hzは440Hzよりもわずかに高いため、演奏全体が明るく華やかに聞こえる効果があります。そのため、オーケストラを中心に442HzのA(ラ)が基準音として使用されるようです。
音叉の使い方:
- 音叉を硬いもの(膝など)に軽く当てて振動させます。
- 音叉の柄の部分をギターのボディに当てて音を共鳴させます。
- 5弦(A)の音を音叉の音に合わせます。
- その後は、以下の方法で他の弦を合わせます(後述)。
音叉を使ったチューニングの手順:具体的な方法
音叉で5弦(A)の音を合わせた後、他の弦の音を合わせる手順は以下の通りです。
- 5弦の5フレットを押さえる: 4弦と同じ音(D)になります。4弦のペグを回して音を合わせます。
- 4弦の5フレットを押さえる: 3弦と同じ音(G)になります。3弦のペグを回して音を合わせます。
- 3弦の4フレットを押さえる: 2弦と同じ音(B)になります。2弦のペグを回して音を合わせます。
- 2弦の5フレットを押さえる: 1弦と同じ音(E)になります。1弦のペグを回して音を合わせます。
- 1弦の5フレットを押さえる: 6弦と同じ音(E)になります。6弦のペグを回して音を合わせます。
- (6弦の5フレットを押さえる: 5弦と同じ音(A)になります。6弦のペグを回して音を合わせます。)
(3)ハーモニクスを使う:ちょっと高度なテクニック
ハーモニクスとは、弦の特定の場所を軽く触れてピッキングすることで、倍音を出すテクニックです。各弦の特定のフレット(5フレット、7フレットなど)の上を軽く触れながらピッキングします。綺麗な倍音が出たら、それを基準に他の弦を合わせます。
ハーモニクスによるチューニングの手順:具体的な方法
- 6弦の5フレットと5弦の7フレットのハーモニクスの音を合わせます。
- 5弦の5フレットと4弦の7フレットのハーモニクスの音を合わせます。
- 4弦の5フレットと3弦の7フレットのハーモニクスの音を合わせます。
- 6弦の7フレットと2弦の開放弦の音を合わせます。
- 2弦の5フレットと1弦の7フレットのハーモニクスの音を合わせます。
これは少し難しいので、最初はチューナーを使うのがおすすめです。
3. チューニングのコツ:より正確にチューニングするために
- 低い音から高い音へ: 基本的に、太い弦(6弦)から順番にチューニングしていくと、他の弦への影響を最小限に抑えられます。
- ペグは締め方向に: ペグを回す時は、音程を上げる方向(締め方向)で合わせるようにしましょう。緩める方向に回すと、チューニングが狂いやすくなります。
- 一度下げてから上げる: 音程が高くなりすぎた場合は、一旦目標の音程より少し下げてから、再度締め方向に回すと、より正確にチューニングできます。
- 何度も確認: チューニングが終わったら、もう一度全ての弦を確認し、必要であれば微調整を行いましょう。弦は張力で引っ張られているため、他の弦のチューニングに影響することがあります。
- 弦の交換: 弦は使っているうちに劣化して音程が狂いやすくなるので、定期的に交換しましょう。
4. 練習あるのみ!
チューニングは、最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れればすぐにできるようになります。毎日ギターを弾く前にチューニングする習慣をつけると、自然と耳も鍛えられますよ!
YouTubeの動画
文章で説明されてもよく解らんですよね。YouTubeにギターチューニングのやり方を解説した動画がありましたので合わせて紹介します。
- 【アコギ初心者講座】チューニングのやり方 (2020/10/22)
- ギターチューニングのやり方を丁寧に解説【初心者向け】 (2020/09/30)
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