当サイトの管理人は、TAB譜を使用してギターの練習をしています。TAB譜は、ギターやベースなどの弦楽器専用の楽譜です。五線譜のように音符で音の高さを表すのではなく、どの弦のどのフレットを押さえるかを図で表しています。そのため、楽譜が読めなくても直感的に演奏方法を理解できるのが特徴です。TAB譜の作成は、iMac版「Guitar Pro」を使用しています。
「ギター永遠の初心者を脱する!」ためには、ギターのTAB譜の知識も必要だと思い、ギターのTAB譜が作成できるアプリについて少し調べてみました。
ギターのTAB譜作成アプリの種類と特徴
TAB譜作成アプリは、大きく分けて以下の3つのタイプに分類できます。
- シンプルなTAB譜作成アプリ:
手軽にTAB譜を作成することに特化したアプリ。複雑な機能は少ないですが、操作が簡単で初心者でも扱いやすいのが特徴です。 - 多機能な楽譜作成アプリ:
TAB譜だけでなく、五線譜、コード譜、ドラム譜など、様々な楽譜を作成できるアプリ。高度な編集機能やMIDI入出力、再生機能などを備えていることが多いです。 - 自動採譜アプリ:
楽曲を解析して自動的にコードやTAB譜を生成するアプリ。耳コピが苦手な人や、素早くTAB譜を作成したい場合に便利です。
具体的なアプリと特徴
それぞれのタイプから、代表的なアプリをいくつか紹介します。
1. シンプルなTAB譜作成アプリ
- Guitar Tabs X (Android/iOS):
シンプルなインターフェースで、直感的にTAB譜を作成できます。作成したTAB譜は保存、共有が可能です。無料で使用できますが、広告が表示されます。 - Ultimate Guitar Chords & Tabs (Android/iOS):
これはTAB譜作成に特化したアプリではありませんが、世界最大級のTAB譜データベースを持っており、多くの曲のTAB譜を閲覧できます。また、コード検出機能やチューナー機能も備えているため、TAB譜作成の補助ツールとして非常に役立ちます。無料で使用できますが、広告が表示されます。有料プランで広告を非表示にできます。
2. 多機能な楽譜作成アプリ
- Guitar Pro (Windows/Mac/iOS/Android):
プロのミュージシャンも使用する定番の楽譜作成ソフトウェアです。TAB譜、五線譜、コードダイアグラムなど、あらゆる記譜に対応しており、リアルなサウンドでの再生も可能です。非常に高機能ですが、有料です。 - TuxGuitar (Windows/Mac/Linux):
TuxGuitarは、ギター、ベース、その他の楽器のための、無料で利用できるマルチトラックTAB譜エディタおよびプレーヤーです。TAB譜の作成・編集はもちろん、五線譜表示、コードダイアグラム表示、MIDIインポート/エクスポート、そしてGuitar ProやPowerTabファイルの読み込みなど、豊富な機能を備えています。無料で手軽に楽譜作成を始めたい方におすすめです。 - MuseScore (Windows/Mac/Linux):
無料で利用できる、プロフェッショナルな楽譜作成ソフトウェアです。直感的な操作で五線譜を作成できるだけでなく、TAB譜作成、コード入力、歌詞入力など、楽譜作成に必要なあらゆる機能を備えています。MIDIやMusicXMLといったファイル形式に対応し、他の音楽ソフトウェアとの連携もスムーズです。世界中に活発なコミュニティがあり、サポートも充実しています。 - Flat (ウェブ/iOS/Android):
ウェブブラウザでも使えるオンライン楽譜作成ツールとしても有名です。TAB譜の作成はもちろん、五線譜との同時編集、リアルタイムの共同編集などが可能です。無料プランと有料プランがあります。 - Songsterr (ウェブ/iOS/Android):
膨大なTAB譜のデータベースを持つサービスとしても有名ですが、TAB譜作成機能も備えています。再生機能と連動しており、作成したTAB譜をすぐに再生して確認できます。有料アプリです。 - Reflow Score Writer (iOS):
TAB譜だけでなく、五線譜、ドラム譜など、様々な楽譜を作成できるアプリです。MIDI入出力、PDF出力など、豊富な機能を備えています。iPadでの使用に最適化されています。有料アプリです。
3. 自動採譜アプリ
- Chord ai (Android/iOS):
AIを活用して楽曲を解析し、コード譜やTAB譜を自動生成するアプリです。耳コピが苦手な人や、素早くTAB譜を作成したい場合に非常に便利です。有料アプリですが、無料トライアルがあります。 - Chord Tracker (iOS/Android):
スマートフォンやタブレット内の楽曲のコード進行を自動解析し、コードを使った演奏や練習をサポートするアプリです。楽曲を再生すると、コード進行がリアルタイムに表示されるため、コードを見ながら楽器を演奏したり、キーやテンポを変更して自分のレベルに合わせた練習が可能です。さらに、ヤマハの一部の対応楽器と連携することで、より高度な機能を利用できます。
アプリを選ぶ際のポイント
- 作成したいTAB譜のレベル:
簡単なフレーズを記録する程度ならシンプルなアプリで十分ですが、複雑な楽曲のTAB譜を作成したい場合は多機能なアプリが必要です。 - 必要な機能:
五線譜との連携、MIDI入出力、再生機能、印刷機能など、必要な機能を備えているかを確認しましょう。 - 操作性:
インターフェースが使いやすいか、直感的に操作できるかどうかも重要なポイントです。無料トライアルや無料版がある場合は、実際に使ってみてから判断することをおすすめします。 - プラットフォーム:
使用しているデバイス(iOS、Android、Windows、Macなど)に対応しているかを確認しましょう。 - 価格:
無料アプリか有料アプリか、有料の場合は価格に見合う機能があるかどうかも考慮しましょう。
補足
- 最近では、AI技術の進化により、自動採譜アプリの精度が向上しています。しかし、完璧なTAB譜を生成できるわけではないため、必要に応じて手動で修正する必要があります。
- 多くのアプリはクラウドストレージとの連携に対応しており、作成したTAB譜を他のデバイスと共有したり、バックアップしたりすることができます。
これらの情報を参考に、自分のニーズに合ったTAB譜作成アプリを見つけて、ギター演奏や作曲活動に役立ててください。
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